三城HD急騰、販売施策奏功など黒字期待-野村買い判断

眼鏡店をチェーン展開する三城ホー ルディングスの株が急騰。販売方法の改革や赤字店舗の閉店の進ちょ くなどで2011年3月期の黒字化の可能性が高まっているとの見方が 一部で出て、買いが優勢となった。野村証券では2月26日、同社の投 資判断を新規に「買い」、目標株価を1000円に設定している。

この日の株価は一時前週末比9.4%高の828円まで上げ、昨年10 月1日以来の高値を更新した。午前10時53分現在の出来高は6万 9900株と、前週末までの過去1年間の終日平均(3万2515株)のす でに2倍以上に及ぶ。

三城HDの既存店売上高は昨年12月(1.9%増)、1月(1%増) とプラス。2カ月連続のプラスになったのは05年3-5月の3カ月連 続以来、4年7カ月ぶり。また、10-12月期の販売管理費は前期比1.1 ポイント低下しており、体質強化も進んでいる。

リポートによると、同社は1万7800円を中心とする中価格帯で追 加料金不要の提案を行い、低価格志向の顧客需要を取り込んでいる。 使用シーンを前面に出した商品も提案し、商品機能の難解な説明を避 けることで、商品に対する消費者の理解を得ているという。

野村証では、10年3月期の営業損益予想は3億円の赤字とするが、 11年3月期は3億円の黒字を想定。三城HDの09年3月期の実績は 8億円の赤字、10年3月期は3億8600万円の黒字を予想する。野村 証の西木慶一郎アナリストは、10年3月期について「市場の低価格化 の影響を受け減収となり、営業赤字は継続しようが、体質強化が進ん だことで赤字幅は縮小する」との見方を示している。

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