NY銅:チリ大地震による減産で6.2%高騰-11カ月で最大の上げ

銅相場は過去11カ月で最大の上昇 率を示している。チリで発生したマグニチュード(M)8.8の強い地震 の影響で銅山の操業が停止され供給が減少した。チリは世界最大の銅生 産国。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 相場5月限は1日の時間外取引で、一時20.3セント(6.2%)高の1 ポンド当たり3.4870ドルを付けた。シドニー時間午前10時5分(日 本時間同8時5分)現在、3.4720ドルで取引されている。中心限月と しては昨年4月以降で最大の上昇となっている。

銅生産で世界最大手のチリ銅公社(コデルコ)は、地震の影響で操 業を停止していたエル・テニエンテ銅山の生産を再開。同社はアンディ ナ銅山の操業も停止した。両プロジェクトの生産量は計約60万トン。 英アングロ・アメリカンは2月28日、同社がチリで運営するロス・ブ ロンセスとエル・ソルダードの両銅山の停電は「部分的に復旧」してい ると発表した。両銅山の生産量は合わせて年間約28万トン。27日に操 業を停止した。

米ハンティントン・アセット・アドバイザーズで138億ドル(約 1兆2000億円)相当の運用を統括するピート・ソレンティーノ氏は 「相場は向こう4-6週間高騰する可能性がある」と指摘。「銅は常に 必要とされるものだ。銅山や電力供給網の被害状況を完全に把握するま で市場関係者は影響を懸念するだろう」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE