銅相場:チリ大地震の影響で上昇か-最大11%高の8000ドルにも

銅相場が上昇するとの見方が強まっ ている。チリで発生したマグニチュード(M)8.8の大地震の影響で 銅山の操業が停止され、世界最大の銅生産国である同国からの供給が 落ち込むと、アナリストやトレーダーらはみている。

米金属取引会社リゾルブドのデービッド・スレルケルド社長は、 ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)が1トン当 たり7800-8000ドルと、先週の終値である7195ドルから8-11% 上昇すると予想。米MFグローバルのアナリスト、エドワード・メイ ア氏は、1トン当たり200-500ドル上昇する可能性があるとみてい る。銅相場が11%以上高騰すれば、中国が経済成長てこ入れのため利 下げを実施した2008年10月29日以来となる。同国は世界最大の銅 消費国。

銅生産で世界最大手のチリ銅公社(コデルコ)は2月28日、エ ル・テニエンテとアンディナの両銅山が2日間にわたって操業を停止 していると発表した。両銅山の生産量は計約60万トン。英アングロ・ アメリカンは27日、同社がチリで運営するロス・ブロンセスとエル・ ソルダードの両銅山が操業を停止したと発表した。両銅山の生産量は 合わせて年間約28万トン。

LMEの立会場で取引する取引会社の1社、MFグローバルの世 界金属取引責任者、フレッド・デムラー氏は「かなりのトン数だ」と 指摘。「テニエンテとアンディナは比較的大規模な銅山であり、ロス・ ブロンセスとエル・ソルダードは中規模だ。減産がどの程度の期間に 及ぶのかが大きな問題だ」との見方を示した。

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