ルービニ教授:スペインは「厳しい時期」に備えを-エコノミスタに寄稿

米ニューヨーク大学のヌリエル・ ルービニ教授は27日付のスペイン紙エコノミスタへの寄稿文で、ス ペインは膨らんでいる財政赤字を削減するため「厳しい時期」に備え る必要があるとの見解を示した。

ルービニ教授は「スペインは、ギリシャでもアイルランドもない ことは真実だが、こうした経済的に重要な国が、ギリシャの債務水準 に向かう財政赤字悪化を止められなければ、これらの国との違いは結 果的に、単に学術的なものになるだろう」と述べた。

同教授は、スペインは競争力回復に向け雇用市場や給与の硬直性 に対処する改革を実施する必要があると指摘。リセッション(景気後 退)からの脱却に向けたザパテロ首相の最初の財政支出計画は、「スペ インの財政問題を悪化させた」とし、欧州の将来はリスクにさらされ ているとの見方を示した。

教授は「スペインが失敗した場合、欧州経済通貨同盟(EMU) の将来と欧州連合(EU)の政治的信頼性に影響が及ぶだろう」と予 測。「長期的には、ユーロからの脱退を余儀なくされる国が出てくる恐 れがある」とした上で、こうした理由でスペインは「欧州の将来にと って正念場」になっていると説明した。

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