ギリシャ債務危機でユーロは「生き残れない可能性も」-ソロス氏

ユーロはギリシャの財務危機で 「厳しい試練」を受けており、「生き残れない可能性もある」――。 著名投資家ジョージ・ソロス氏は米CNNの番組でこうした見方を示 した。

ソロス氏は欧州には「共通の中央銀行があるのに共通の財務省が ない」ためユーロの通貨としての構造には「欠陥がある」と述べ、 「為替レートは一定だ。一加盟国が困難に陥っても通貨は切り下げる ことが不可能だ」と指摘した。

ギリシャの債務問題のあおりでユーロは対ドルで2008年11月 以来最長の下げを見せている。投資家の間ではスペインなどほかのユ ーロ圏諸国の財政赤字にも懸念が強まっている。

ソロス氏はギリシャが財政危機を乗り越えるだろうと予想した上 で、「だがそれでもスペインなどほかの加盟国も」同様の困難に直面 しており、「欧州が赤字の埋め合わせに必要な組織的な措置を今講じ なければ、事実上、ユーロは生き残れない可能性がある」との見方を 示した。

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