2月の米自動車販売、回復ペースは鈍化か-トヨタのリコールなどで

トヨタ自動車のリコール(無料の回 収・修理)や米国各地を襲った大雪の影響で、2月の米自動車販売の 回復ペースは鈍化したもようだ。リコールや大雪が一部の消費者をシ ョールームから遠ざけ、より大幅な販売増加を願う業界の期待は打ち 砕かれたものとみられる。

米自動車調査会社エドムンズ・ドット・コムによると、トヨタの 販売台数は前年同月比10%減となり、市場シェアは2005年以来で最 低となったもようだ。ブルームバーグがまとめたアナリスト5人の予 想平均によると、ゼネラル・モーターズ(GM)は20%、フォード・ モーターは33%の増加がそれぞれ見込まれている。

2月はリセッション(景気後退)の悪化が続いていた前年同月と の単純な比較だ。米自動車販売は昨年11月以降、増加基調が続いてい たが、2月は米自動車市場の健全性に疑いが生じるほど弱い数字とな りそうだ。販売統計は2日発表される。

市場調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツの予想担当責任 者ジェフ・シュスター氏は「2月の販売は前年同月から改善されては いるが、回復ペースは減速バンプにぶつかった格好だ」と指摘。「トヨ タのリコールのため、買い手は購入を控えている。2月の大雪も若干 影響した」と指摘した。

ブルームバーグがまとめたアナリスト8人の予想平均では、2月 の乗用車とライトトラックを合わせた販売台数(季節調整済み、年率 換算)は1030万台と見込まれている。予想通りであれば前年同月比で 4カ月連続の増加となる。09年2月は910万台と、1981年以来の低水 準だった。

エドムンズ・ドット・コムの業界分析担当ディレクター、ジェシ カ・コールドウェル氏は「ここ数カ月の販売に基づけば、2月の販売 は増加したはずだ」と指摘した。

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