英プルデンシャル、AIGのアジア部門買収で交渉中-関係者

英保険最大手プルデンシャルは、 同業の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下 で香港に拠点を置く生保部門を300億ドル(約2兆6700億円)余りで 買収することで交渉中だ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

協議は非公開だとして同関係者が匿名を条件に語ったところによ ると、プルデンシャルはアメリカン・インターナショナル・アシュア ランス(AIA)の買収資金を賄うために既存事業を売却する必要は 生じない。プルデンシャルのティージャン・ティアム最高経営責任者 (CEO)が最近、AIGの取締役会と協議を行ったという。

ティアムCEOは17日のインタビューで、同社の収入の伸び全体 に占めるアジアの割合が現在の約50%から、2015年までに最大80% に達するとの見通しを示した。プルデンシャルはアジア13カ国で事業 展開しており、英国市場での伸びの鈍化を補う方策を模索している。 一方、1823億ドルの公的資金を返済する努力の一環としてAIAの新 規株式公開(IPO)を計画していたAIGにとって、同部門の売却 は方向転換となる。

7インベストメント・マネジメント(ロンドン)で、プルデンシ ャル株を含む約33億ドル相当の資産運用に携わるジャスティン・スチ ュワート氏は、買収が実現すればプルデンシャルの位置付けは、けた 違いに変わることになると指摘。「戦略的には恐らく妥当な動きだ」と した上で、「まずは買収価格を見て、それから資金が手当可能かを見て いくことになる」と指摘した。

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