1メートル以上の津波襲う、交通機関マヒ-チリ巨大地震

南米チリの中部沿岸で27日発生 したマグニチュード(M)8.6の巨大地震の影響で、岩手県で28日 午後、1.2メートルの津波が観測されるなど日本の太平洋岸を中心 に津波が発生し、防災当局は厳重な警戒態勢を敷いた。

気象庁の関田康雄・地震津波監視課長は同日夕の会見で、津波 の第一波が小笠原諸島の南鳥島に到達後、岩手県の久慈港で1.2メ ーターの津波が観測されたことを明らかした。NHKが会見場面を 放映した。

その上で、同課長は、津波警報の解除には「大きな波が来てか ら数時間程度」かかるとの見通しを示し、引き続き警戒する姿勢を 示した。

気象庁は28日午前9時33分に北海道から沖縄県にかけて、太 平洋沿岸など広範囲に大津波警報と津波警報を発令した。

警報の発令を受けて、交通手段も運休が相次いだ。JR東日本 のホームページによると、東北本線など東北地方の路線や首都圏で も湘南新宿ライン、東海道線、鶴見線について、運転見合わせや一 部運休などの措置を取っている。東日本高速道路は、三陸自動車道 など同社の管理する道路の一部通行止めを行った。

NHKによると、28日午後4時現在、20の都道県の64万世帯 に避難指示や避難勧告が出ている。

一方、消防庁災害対策本部が午後4時に発表した被害状況によ ると、北海道根室市の花咲港で冠水し、宮城県気仙沼市では道路が 冠水した。

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