米国株(26日):小幅高、GDP上方修正などに反応

米株式相場は小幅高。シカゴ購 買部協会が午前に発表した景況指数で製造業活動の拡大が示され たほか、第4四半期(10-12月)の米実質国内総生産(GDP) の改定値が予想を上回ったことが支援材料となった。

一方、この日発表された保険会社アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)の四半期決算は赤字、1月の米中古住宅 販売は予想を下回り、上値を抑えた。

米銀JPモルガン・チェースを中心に銀行株は上昇。S&P 500 種株価指数の金融株価指数は産業別10指数の中で値上がり率 最大だった。英バークレイズによる買い推奨が好感された。

製薬のメルクや保険のユナイテッドヘルス・グループはともに 上昇。ヘルスケア関連株が買いを集めた。半面、AIGは10%の 大幅安を記録した。同社の第4四半期決算は、88億7000万ドル の赤字だった。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の1104.49。週間ベ ースでは0.4%高、月間ベースでは2.9%上げた。ダウ工業株30 種平均は4.23 ドル(0.1%未満)上げて10325.26ドル。

フェデレーテッド・クローバー・インベストメント・アドバイ ザーズの運用担当者、マシュー・コーフラー氏は「非常に不安定な 回復だ」と述べ、「個人消費で何らかの持続的な伸びがみられるの はまだ先だ」と続けた。

GDP

2月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(確定値) は73.6と、速報値の73.7から下方修正された。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は73.9だった。

米商務省が発表した実質GDP(季節調整済み、年率)改定値 は前期比年率5.9%増加と、速報値(5.7%増)から上方修正され た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央 値は速報値と変わらずだった。在庫のGDP寄与度や設備投資の上 方修正を反映した。

シカゴ購買部協会が発表した2月の景況指数(季節調整済み) は62.6と、前月の61.5から上昇し、2005年以来の高水準だっ た。同指数は50が生産の拡大と縮小の分岐点を示す。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売 件数(季節調整済み、年換算)は前月比7.2%減の505万戸。予 想に反し2カ月連続で減少した。

ファースト・シティズンズ・バンクシェアーズ(ノースカロラ イナ州ローリー)のエリック・ティール氏は、「ある時点では消費 者の信頼を回復させなければならず、問題の中心となっている雇用 や不動産も根本的な改善が必要だ」と述べ、「市場の心理と市場の ファンダメンタルズには隔たりがある」と続けた。

JPモルガン、メルクなど

JPモルガンは3.3%高。バークレイズはJPモルガン株につ いて他行と比べて「買いの好機」だと指摘した。

メルクとユナイテッドヘルスはそれぞれ0.9%と1.2%値上 がりした。オバマ政権は米医療保険制度の改革を強く求めている。

AIGは10%安。AIGの純損失は88億7000万ドル(1株 当たり65.51ドル)だった。公的資金返済と商業向け保険準備金 の積み増しに関連した費用が響いた。前年同期は米企業史上最悪と なる617 億ドル(株式統合調整後で1株当たり458.99ドル)の 赤字を計上していた。

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