欧州債(26日):ドイツ債、週間ベースで上昇-ギリシャ債は下落

欧州債市場ではドイツ国債が週 間ベースで上昇した。欧州連合(EU)最大の財政赤字の削減に苦戦 するギリシャの信用格付けが引き下げられることへの懸念を背景に、 安全とみなされる独国債に対する需要が高まった。

独2年債利回りはこの日、過去最低を更新した。同日発表された 1月のユーロ圏消費者物価指数が前月比で低下したことがきっかけ。 この日はギリシャ国債も上昇し、週間ベースでの下げ分を若干取り戻 した。ギリシャ2年債利回りは今週、8日以来の高水準を付ける場面 もあった。米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P) とムーディーズ・インベスターズ・サービスは今週、ギリシャを格下 げする可能性があると指摘した。

BNPパリバのシニア債券ストラテジスト、パトリック・ジャ ック氏(パリ在勤)は、「大きな部分では、とりわけユーロ圏のソブ リンリスクを発端とするリスク回避が相場を左右した主たる原動力 だった」と述べ、「ギリシャへの圧力が再び高まった」と指摘した。

ロンドン時間午後4時現在、独10年債利回りは3.1%。19日 の水準からは18bp低下した。月間ベースでは9bpの低下。同国 債(表面利率3.25%、2020年1月償還)価格は前日比0.06ポイ ント上げ101.22。独2年債利回りは0.95%。この日は一時、少な くとも1990年以降で最低となる0.93%を付けた。

ギリシャ2年債利回りは27bp上昇した後、前日を22bp下回 る水準となった。前週末比では59bpの上昇。ギリシャ10年債と 独10年債のスプレッド(利回り格差)は339bpと、前週末の318 bpから拡大。1月28日時点は396bpだった。

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