スイス裁判所:UBS顧客さらに2人のデータ、米国への開示差し止め

スイス連邦行政裁判所は、同国の 銀行UBSの顧客2人について、米国側へのデータ開示差し止めをス イス税務当局に命じた。先月の1人に加えさらに2人のデータ開示が 差し止められたことで、情報開示をめぐるスイス政府と米当局の政治 的合意の履行に黄信号がともった。

同裁判所は先に、最大26人のUBS顧客について情報開示をス イス税務当局に禁じる判断を示している。26日に公表された決定では、 そのうち2人について先の命令の順守を当局に命じた。スイスの法律 に基づき、税金詐欺の証拠がある場合以外、同国の銀行の守秘権を犯 すことはできないと説明した。

判事5人は先月の判断に言及し「今回の2人の件が前回と異なる ことを示す断定的、あるいは明白な根拠がない」と記している。

スイスの法律では税金詐欺は刑事上の犯罪となり、この場合に限 り政府が銀行の守秘権を犯すことができる。問題のUBS顧客の行為 は税逃れではあるが詐欺ではないと裁判所は判断した。

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