FRB:ギリシャのスワップ、ゴールドマンにも情報提供求める公算

【記者:Craig Torres】

2月26日(ブルームバーグ):ギリシャとゴールドマン・サック ス・グループなど投資銀行が締結したデリバティブ(金融派生商品) 契約について、米連邦準備制度理事会(FRB)が調査を進めている。 バーナンキFRB議長が25日の議会証言で確認した。

「国家に対する取り付け騒ぎ」を防ぐため、クレジット・デフォ ルト・スワップ(CDS)の利用を制限すべきかとの米上院銀行委員 会のドッド委員長(民主、コネティカット州)の質問に対し、バーナ ンキ議長は「われわれはゴールドマンと他の金融機関、そしてギリシ ャとのデリバティブ契約に関連する複数の疑問点を詳しく調査してい る」と発言。「金融持ち株会社の活動から分かることを確実に検証する つもりだ」と語った。

FRB当局者らはゴールドマンやモルガン・スタンレーなど大手 金融機関に対して、金融システムリスクにかかわる情報を収集する新 たな監督権限を行使しようとしている。今後はギリシャとの間で行わ れた取引について、既定のリスク管理基準や会計ルールの順守状況を 明らかにするようゴールドマンや他の金融機関の関係者に求めるもの とみられる。

米ミネアポリス連銀のゲーリー・スターン前総裁はインタビュー で、「FRBには停止命令に至るまで多くの強制執行手段があるが、そ の種の措置が検討に値するという結論を出すのさえかなり時期尚早だ と思う」と話す。

バーナンキ議長は議会証言で、「米証券取引委員会(SEC)もそ の問題も必ず調査するはずだ」と述べた。事情に詳しい関係者1人が、 情報が非公開であることを理由に匿名で語ったところでは、SECは スワップ契約に関するディスクロージャー(情報開示)の問題を調査 しているもようだ。

SECのジョン・ネスター報道官は声明で、SECが「CDSや 他の実体が不透明な金融商品・慣行の利用に関連し、不安定化につな がる影響や乱用の可能性を調べている」と説明したが、ギリシャ関連 のスワップ契約を調査しているかどうかについては確認を避けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE