ブラジル、来月にも利上げ-ゴールドマンやイタウ・ウニバンコ予想

ブラジル中央銀行は来月にも2008 年9月以来となる利上げに踏み切るとの予想を米ゴールドマン・サッ クス・グループやブラジルのイタウ・ウニバンコ・ホールディングが 相次いで示した。経済成長の加速で景気刺激策からの脱却が可能にな っている。

Mサフラで12億ドルの運用に携わるギリェルメ・フィゲイレド 氏は、ブラジル中銀が24日に実施した市中銀行への預金準備率引き上 げ決定により、利上げサイクル時期の開始が早まったとの認識を表明。 さらに「預金準備率変更の意味は非常に大きく、中銀が景気過熱をか なり懸念していることを意味している」と述べ、来月の利上げを予想 した。

ブラジル商品・先物取引所で翌日物銀行間預金金利先物の中心限 月(2011年1月限)利回りは25日に一時、前日比0.06ポイント上昇 して10.44%を付けた後、ニューヨーク時間午前9時52分現在(日本 時間午後11時52分)は10.41%近辺で推移。ブルームバーグが金利 先物を基に試算したところ、市場は中銀が来月、政策金利を少なくと も0.25ポイント引き上げることを織り込んでいる。通貨レアルは対ド ルで同0.7%安の1ドル=1.8370レアル。

ゴールドマン・サックスの中南米担当チーフエコノミスト、パウ ロ・レメ氏は調査資料の中で、中銀当局者らは「インフレ期待の高ま りを抑制するため、すぐにでも行動する必要があるとのシグナルを送 った」と指摘した。同氏はこれまで、最初の利上げは4月と予想して いた。

イタウ・ウニバンコのイラン・ゴールドファジャン、ギリェルメ・ ダノブレガ両氏は25日付顧客向け資料で、中銀が24日に発表した預 金準備率の引き上げは「インフレ懸念を示すもので、金融引き締めは 差し迫っており、次回3月17日の政策決定会合で引き締めサイクル入 りするとした当社のシナリオを裏付けた」との見通しを示した。

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