バフェット氏:再保険分野でライバルに投資、保険料の値上がり期待

米投資・保険会社バークシャー・ ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏は、再保険料が低過ぎ るとして再保険事業を縮小したが、今度は事業規模で勝る2社に投資 し、保険料の値上がりを期待する構えだ。

バークシャーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるバフェ ット氏はミュンヘン再保険とスイス再保険に45億ドル(約4018億円) 余りを投資している。世界の再保険市場で3割強のシェアを持つ両社 との競争に資金を活用するのではなく、2社への投資を選んだ格好だ。 バフェット氏が資本の一部を自社の再保険事業に振り向けていれば、 保険料を押し下げる恐れがあったとアナリストらは指摘する。

エドワード・ジョーンズのクレイグ・フェール氏は「価格決定を 混乱させることなく再保険分野へのエクスポージャーを高める動き だ」と述べ、「新たなビジネスチャンスが多いわけではないという事実 の裏返しだろう」と話す。

バフェット氏はこの10年にエネルギー・輸送分野で大型買収を進 める一方、保険事業への依存度を減らしてきた。2年前には保険引き 受け事業の業績悪化を受けて業界の不振を警告。2007年の株主あて書 簡では「パーティーは終わった」と述べていた。バークシャーの引き 受け事業の利益はその後約6割減少している。

09年の株主あての書簡は09年10-12月(第4四半期)決算とと もに27日に公表する予定。スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、 メイヤー・シールズ氏の予想では、バークシャーの1株利益は1354 ドルと、前年同期の76ドルから増加する見通し。バークシャーは約 270億ドルで米鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェを買収 しており、株価は08年末に比べて23%上昇している。

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