トヨタ:「シエナ」の問題めぐる対応に「成功」、リコール回避-資料

トヨタ自動車は2008年、リフト ゲートの故障が原因で98件の負傷事故と関連があると米当局が判断 したミニバン「シエナ」について、正式なリコール(無料の回収・修 理)を回避することに成功していたことが、同社と米当局の資料で明 らかになった。

トヨタは米連邦法に基づくリコールを実施する代わりに、19万 6222に上るシエナ保有者に書簡を送付。欠陥を認めることなく、「安 全向上キャンペーン」の一環としてリフトゲートのストラット交換を 申し出た。当局の資料によると、米道路交通安全局(NHTSA)は この対応を認め、コストの高いリコールの要請を取りやめた。

トヨタの大規模リコールを調査している米議会小委員会が入手し た資料によると、トヨタのワシントン事務所はシエナの案件を「成功」 の1つと位置付けた。トヨタは反響が今回より小さかった過去の急加 速問題で節減した1億ドルを含め、これらの成功で2億5500万ドル (現在のレートで約228億円)の出費を抑えたという。

トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニュファクチ ャリング・ノース・アメリカのジム・ワイズマン北米広報担当副社長 はワシントン事務所の資料について、「社の見解を反映していなかった」 と説明した。

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