太平洋セメ株が反落、生産中止で減損損失拡大を警戒-CS証は格下げ

セメントや石灰石などの工業資材 を製造・販売する太平洋セメント株が前日比2.6%安の114円と反落。 国内の生産体制見直しに伴う特別損失が膨らむとの見方があり、今期 (2010年3月期)の最終赤字拡大が懸念されている。

クレディ・スイス証券は25日付で、太平洋セメ株の投資判断を 「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。担当の山田真也アナ リストは投資家向けのメモで、会社側が23日に発表した、一部工場の 生産中止に伴う減損損失150億円との見込みについて「人員削減などの 損失は依然発表されていない」ことを指摘。3月30日に発表される予 定の特別損失の合計は300億円に達するとみている。

太平洋セメは23日、大分工場佐伯プラントや土佐工場、秩父工場 でのセメント生産を9月末までに中止すると発表した。これに伴う減損 損失を含む今期の業績予想は現在精査中としている。現時点で連結純損 益予想は45億円の赤字。これに対してCS証は今回、従来予想の5億 円の黒字から260億円の赤字に下方修正した。

一方、セメント協会(東京・中央)は25日、10年度の国内セメン ト需要が09年度見込みと比べて6%減の4000万トンになる見通しを発 表した。公共工事関連予算の削減の影響で、1966年度以来、44年ぶり の低水準に落ち込む。

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