【個別銘柄】トヨタ、ブリヂスト、ミクシ、ソネトE、精密、岡本硝

材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比1.8%高の3330円。大規模リコー ル(無料の回収・修理)問題をめぐる米議会での2日間の公聴会終了 を受け、UBS証券では新たな悪材料がなかったのは朗報とし、投資 判断「買い」を強調。メリルリンチ日本証券も「買い」判断を継続し た。

ブリヂストン(5108):2.8%高の1558円。天然ゴムなど原材料価 格の高騰を理由に、欧州地域で4月1日からすべてのタイヤを値上げ すると前日発表。値上げ浸透による業績押し上げ期待が強まった。同 業の住友ゴム工業(5110)なども高く、ゴム製品は2.3%高と東証1 部33業種の上昇率1位。

イオン(8267):2.9%高の914円。ゴールドマン・サックス証券 では、コスト改革の進展や売り上げの底打ちを先取りし、投資判断を 「中立」から「買い」へ引き上げた。

いすゞ自動車(7202):2.3%高の223円。タイのピックアップト ラックが回復、国内普通トラックも底打ちしているとし、シティグル ープ証券では今・来期の業績予想を増額修正。投資判断を「中立」か ら「買い」に引き上げた。

NEC(6701):2.5%高の247円。2013年3月期の純利益を今期 予想の10倍に当たる1000億円と、過去最高まで増やす目標などを盛 り込んだ中期経営計画を前日発表した。ネットワーク経由でソフトウ エアなどを提供するクラウドコンピューティング事業の拡充、海外で の販売強化をうたい、ROE(株主資本利益率)は10%を目標とする。

三井ハイテック(6966):11%高の706円。日産自動車(7201)か ら電気自動車とハイブリッド車の基幹部品であるモーターコアを受注 した、と26日付の日本経済新聞朝刊が報道。供給先の拡大による業績 期待が高まった。東証1部の値上がり率2位。

ミクシィ(2121):13%高の57万2000円。充実を図るアプリ事業 の拡大ペースが来期以降加速、登録制への移行などを通じ中期的成長 力が高いとみられるが、現状の株価水準はそれを反映していないとし て、ドイツ証券は25日付で投資判断「買い」を継続、目標株価を88 万円から92万円に引き上げた。

ソネットエンタテインメント(3789):2.6%安の23万2000円。 主力のネット接続事業で会員獲得費用がかさむほか、ポータル事業で の案件に進ちょく遅れも発生しているとして、10年3月期連結営業利 益予想を従来の70億円から64億円に減額修正。前期の59億円に対す る増益幅の縮小が嫌気された。

ザッパラス(3770):1.6%安の13万1100円。モバイルネット広 告事業を縮小することに加え、先行投資によるコスト増加も響くとし、 10年4月期の連結純利益予想を従来の18億2000万円から15億9000 万円に減額修正した。前期の15億8100万円とほぼ変わらずになり、 成長期待が後退した。

精密機器株の一角:HOYA(7741)が1.7%安の2226円、ニプ ロ(8086)は1.6%安の1747円。南欧諸国の財政リスクへの警戒感が 根強く、ニューヨーク時間25日のユーロ・円相場は一時1ユーロ=119 円66銭と2009年2月24日以来、約1年ぶりのユーロ安・円高となっ た。東京時間26日は121円台まで回復も、欧州依存度の高い業種には 買いが入りにくかった。HOYAの欧州売上高比率は全体の22%。

良品計画(7453):1.3%安の3720円。ゴールドマン・サックス証 券では、業績回復が市場想定より遅れる可能性がある点や、調査対象 銘柄の相対比較から、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げた。

第一三共(4568):0.6%高の1798円。日本で特許切れ成分を使っ た後発(ジェネリック)医薬品事業に参入する、と26日付の日経新聞 朝刊が報道。4月に新会社を設立し、早ければ今秋にも製品販売を始 めるという。同報道を受け野村証券では、世界的に要求が高まってい る安価な薬剤の提供を始める点はポジティブ、と評価した。

日本調剤(3341):6%高の2444円。第一三共のジェネリック事 業参入の日経新聞報道を受け、普及加速を通じ関連事業の拡大につな がるとみられた。今月2日に公表した9カ月累計(2009年4-12月) 決算資料によると、日調剤が運営する275店の調剤薬局で、薬剤師が 後発薬に処方を変更した比率は30%台(対全処方せん)。厚生労働省 が09年秋に公表した平均比率6.3%を大きく上回る。

TOTO(5332):2.3%高の591円。創立100周年に当たる17 年に向けた「TOTO Vプラン 2017」遂行のため、4月1日から新 経営体制をスタートさせる。マーケティングやサプライチェーンをは じめとする5分野などでVプラン担当役員を新設。光触媒事業とタイ ル事業を統合させるほか、燃料電池事業部を基礎研究段階から一歩進 めて新領域事業グループへ移管させる。

J.フロント リテイリング(3086):1.9%高の494円。子会社の 松坂屋が8月29日付で名古屋駅店の営業を終了する。10年2月期に 営業終了にかかわる損失引当額を特別損失に計上する予定で、現時点 では5億円程度と想定、業績に与える影響は軽微としている。今後の 採算好転を見込む買いが先行した。

岡本硝子(7746):8.8%高の198円。大型プロジェクター用の反 射鏡をソニー(6758)に納入した、と25日に発表。ソニーのデジタル シネマプロジェクターは高解像度の投影が可能で、3D映画が人気化 する映画業界のみならず、多方面より注目を集めているという。

いちよし証券(8624):3.7%高の589円。26日午前に、自己株式 6万1800株を東証自己株式立会外買付取引で取得した。株主還元姿勢 や需給好転を評価した買いが優勢だった。

ダイセル化学工業(4202):2.6%高の595円。みずほ証券では、 液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの出荷増加や子会社ポリプラ スチックスの収益改善を理由として、業績予想を上方修正。投資判断 を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」へ引き上げた。

日本鋳鉄管(5612):3.7%高の139円。事業再編や原価削減など の効果が当初見込みを上回っており、10年3月期の連結営業利益予想 を12億円から13億2000万円(前期比56%増)へ増額修正した。

牧野フライス製作所(6135):2.9%高の457円。現在の業界環境 は同社にとってフォローだとし、三菱UFJ証券では投資判断を「3 (市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げ、目標 株価を510円に設定した。

森精機製作所(6141):主力の大証1部で1.9%安の941円。みず ほ証券では、足元の受注や設備投資動向の底打ち感を踏まえ11年3月 期以降の業績予想を上方修正したが、妥当株価と現状株価とのかい離 幅を考慮して投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」 へ引き下げた。

パーク24(4666):1.1%安の924円。既存物件の収益安定化策 や原価削減が寄与、第1四半期(09年11月-10年1月)の連結営業 利益は前年同期比39%増の32億8500万円だった。ただ、通期計画に 対する進ちょく率は26%で予想通りの業績と受け止められ、買いは限 定された。

ニューフレアテクノロジー(6256):1.4%高の10万2500円。2 万株の第三者割当増資を行う。割当先は大日本印刷と凸版印刷で、調 達資金19億1000万円は研究開発投資に充当する。1株利益の希薄化 が懸念された場面もあったが、今後の事業展開に対する期待感が次第 に優勢となった。

オプト(2389):2.4%安の12万1000円。いちよし経済研究所で は、電通との協業の中で成長性が高いモバイル広告についての収益貢 献が見込めなくなったとし、10年12月期以降の業績予想を下方修正。 投資判断を「A(買い)」から「B(中立)」へ引き下げた。

ヤフー(4689):0.9%高の3万3250円。インターネット広告需要 の拡大で営業増益ペースが回復してくると見て、JPモルガン証券で は25日に投資判断を新規に「オーバーウエート」、目標株価はディス カウント・キャッシュ・フロー(DCF)法により3万8000円とした。

コナミ(9766):2.9%高の1666円。メリルリンチ日本証券では 25日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に、目標株価 は1500円から1700円に引き上げた。

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