野村HD:初のドル建て債を販売、海外投資家向けに総額30億ドル

米国などの海外事業展開を進めてい る野村ホールディングス(HD)がニューヨーク時間25日、総額30億ド ル(約2700億円)の米ドル建て普通社債(SB)を販売した。同社にと って初めてのドル建て債となる。

野村HDが26日発表した資料によると、投資家への募集は米国を含 む海外で行った。発行日は3月4日。起債するのは5年物が15億ドル、 10年物が15億ドルの2本。

表面利率と発行価格は、5年物が5%と99.686ドル、10年物が6.7% と100ドルでそれぞれ決まった。ブルームバーグ・データによれば、利回 りの対米国債比スプレッド(金利上乗せ幅)はそれぞれ、275bpと310bp (1bp=0.01%)。米バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ、米 シティグループ・グローバル・マーケッツが引き受け販売団に参加した。

野村HD広報担当の菅井馨子氏は電話インタビューで、今回の起 債について、同社が米国で株式と債券の引き受けや投資銀行業務を構築す る中、「資金調達先の分散化を狙ったもの。今後もマーケットの環境をみ ながら、調達通貨の多様化を図る」述べた。同社は、米証券取引委員会 (SEC)へ提出した証券発行登録書で、今後3年以内に優先債を発行 する方針を示している。

野村HDの資本市場での調達手段の主流は、円建て国内普通社債に よる発行が多かった。昨年は個人や法人向けに計7本、発行総額2962億 円の国内SBを発行した。また、08年12月には総額3000億円の大型劣後 債を個人向けに発行した。

主幹事は、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルが単独で 務め、格付けはムーディーズのBaa2、スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)のBBB+を取得した。

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