インド金融市場:株式と通貨上昇-政府が赤字削減と刺激策維持を表明

26日のインド金融市場では、株式 相場と通貨ルピーが上昇した。インドのムカジー財務相がこの日、16 年ぶり高水準にある財政赤字の削減に取り組む一方で、道路や橋、発 電所などへのインフラ投資を増やすとを表明したことが好感された。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種株価指数はこの日、前 日比175.35ポイント(1.1%)高の16429.55と、3週間ぶり高値 で引けた。月間ベースでは0.4%上げた。

ルピーはドルに対して0.6%高の1ドル=46.12ルピーと、7週 間で最大の上げとなった。年初来上昇率は0.9%と、円を除いたアジ アの主要10通貨の中で最大の値上がりとなっている。

インド政府は来年度(10年4月-11年3月)の財政赤字を対国 内総生産(GDP)比で5.5%と、今年度の6.9%から引き下げる方 針を打ち出した。ムカジー財務相は「さほど遠くない将来に」10%の 経済成長率を達成するため、インフラ投資拡大を表明した。

ミラエ・アセット・ファイナンシャル・グループ(ムンバイ)の 株式部門責任者、ゴパル・アグラワル氏は、「成長重視の予算案で、個 人の可処分所得も増える内容だ。これが消費を喚起するだろう」と述 べ、「株の買い時を探るつもりだ」と付け加えた。

個別銘柄では、インド最大の銀行、インドステイト銀行(SBIN IN) が3.2%高の1974.30ルピーと、昨年11月9日以来の大幅高となっ た。自動車株も総じて高い。スポーツ型多目的車(SUV)とトラク ター生産で国内最大手のマヒンドラ・アンド・マヒンドラ(MM IN) は5.3%高の1007.75ルピーで引けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE