米国株:下落、ギリシャ問題が圧迫-終盤に下げ渋る

米株式相場は下落。取引終盤に S&P500種株価指数は下げ幅を縮小したものの、上昇には転じな かった。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービス がギリシャ格下げの可能性を示したほか、失業保険申請件数や製造 業耐久財受注(輸送機器を除く)が予想よりも悪い結果だったのが 嫌気された。

アップルは下げて始まったが、株式分割の観測を材料に買いが 進み、取引終盤に上昇した。ダウ工業株30種平均は下落。化学大 手デュポン、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメ ックス)、航空機ボーイングが特に下げた。清涼飲料メーカー大手 コカ・コーラは下落。同社はコカ・コーラ・エンタープライゼズの 北米ボトリング事業の買収で合意した。

S&P500種株価指数は前日比0.2%安の1102.94。一時は

1.7%安まで売り込まれる場面もあった。ダウ工業株30種平均は

53.13ドル(0.5%)下げて10321.03ドル。

フィデュシャリー・トラストのマイケル・マレーニー氏は「景 気はやや不規則な展開を見せる局面にある」と述べ、「雇用の創出 は近い将来にはないだろうとみている。それが最大の懸念だ」と続 けた。

アップルめぐる憶測

アップルは一時1.9%下落する場面もあった。ミラー・タバク の株式ストラテジスト、ピーター・ブックバー氏によると、同社が 4対1の株式分割を実施するとの憶測が流れた。アップル広報のス ティーブ・ダウリング氏にコメントを求めたが、返答は得られてい ない。

労働省が発表した20日に終わった1週間の新規失業保険申請 件数 (季節調整済み)は49万6000件と、前週から2万2000件 増加。3カ月ぶりの高水準を記録した。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想の中央値は46万件への減少だった。

米商務省が発表した1月の米製造業耐久財受注額では、輸送用 機器を除く受注が前月比0.6%減となった。市場予想は1%増加だ った。

ギリシャ国債

25日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、 ギリシャ国債の保証コストが4日連続で上昇。同国の信用格付けが 引き下げられた場合、欧州中央銀行(ECB)が担保規則を変更し た時に中銀融資が受けられなくなるとの懸念を背景にリスク意識 が高まった。ギリシャをめぐる不安が株式相場を圧迫した。

デュポンは1.7%安。アメックスとボーイングはいずれも1% 下落した。

コカ・コーラは3.7%安。ダウ平均銘柄の中で値下がり率最大 だった。コカ・コーラ・エンタープライゼズの株主は1株当たり 10ドルと、新ボトラー会社の株式1株を得る。コカ・コーラはエ ンタープライゼズの債務88億8000万ドルも継承する。

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