欧州債:ギリシャ債下落、格下げ警戒で-ドイツ債とのスプレッド拡大

欧州債市場ではギリシャ国債が 下落。ドイツ10年債に対するギリシャ10年債のプレミアム(上乗 せ利回り)は2週間余りで最大となった。ギリシャの信用格付けが 引き下げられる可能性があるとの懸念が強まった。

ギリシャ2年債利回りは1月20日以降で最大の上昇となった。 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムー ディーズ・インベスターズ・サービスは、ギリシャが財政赤字削減 案を実施できなかった場合、同国を格下げする可能性があると示唆。 ムーディーズのソブリンリスク担当マネジング・ディレクター、ピ エール・カイユトー氏は、3カ月末までに引き下げる可能性がある と述べた。

一方、ドイツ2年債利回りは過去最低を記録。投資家がより安 全な資産を選好する動きが強まったほか、この日発表された2月の ユーロ圏景況感指数が予想に反して悪化したことがきっかけとなっ た。

F&Cインベストメンツのユーロ債担当責任者、ミヒール・デ ブルーイン氏(アムステルダム在勤)は「ギリシャは連日のように 材料になっている。ボラティリティーは当面なくならない」と述べ た。さらに「市場は景気の2番底の可能性も考慮に入れており、こ れがリスク回避の動きを促進している」と付け加えた。

ロンドン時間午後5時40分現在、ギリシャ10年債利回りは前 日比13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し6.64%。 同国債(表面利率6%、2019年7月償還)価格は0.90ポイント下げ

95.48。同2年債利回りは6.44%と、前日から74bpの大幅上昇とな った。

ドイツ10年債利回りは3bp低下の3.1%。ギリシャ10年債と のスプレッド(利回り格差)は16bp拡大し356bpと、8日以降 の最大となった。先月28日時点では396bp。過去10年は平均58 bpだった。

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