英中銀総裁:ヘッジファンドの生死を思い悩むことはなかった

イングランド銀行(英中央銀行) のキング総裁は、金融危機の際にヘッジファンドの破たんを放置す べきか、あるいは救済すべきか思い悩んで、眠れぬ夜を過ごしたこ とはなかったと語った。その一方で総裁は、ヘッジファンドの事業 モデルはむしろ銀行システムの規制において解決策を提供する可 能性があるとの見方を示した。

キング総裁は25日、ロンドンのフューチャー・オブ・バンキ ング・コミッションで、「米リーマン・ブラザーズが破たんして、 銀行システムへの公的資金注入が必要になった後、ヘッジファンド は同スシステムを構成する悪の一部であるどころか、実際は今後結 果的に採用する可能性のある解決策の魅力的な要素になることが 明白になった」と述べた。その上で、「英金融当局ではヘッジファ ンドの破たんを放置すべきか、あるいは救済すべきか思い悩みなが ら眠れぬ夜を過ごした者はいなかった」と振り返った。

イングランド銀行とブラウン首相率いる英政府は、2008年9 月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たんに端を発した 危機の再発を防ぐため、金融規制改革に取り組んでいる。キング総 裁はこれまで、実体経済に打撃を与えることなく銀行を破たんさせ る金融システム構築が望ましいとの認識を示している。

同総裁は、「ヘッジファンドが救済されると信じている者はい なかったし、実際に救済されなかった」と述べた。ヘッジファンド の破たんについては、「その所有者の手に委ねられている」と語っ た。

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