エアバスCEO:日本で事業展開を強化-小糸工の座席ダメージ甚大

欧州航空機メーカーのエアバスは日 本の事業展開を一段と強化する。主力製品の大型旅客機A380などを 積極的に売り込むと同時に、開発面などで産業協力も拡大する方針を表 明した。同社のトム・エンダース最高経営責任者(CEO)が25日、 都内ホテルで記者会見した。

エンダース氏は「A380の強みは静音性に優れていること」と述 べ、首都圏空港枠拡大などの流れに適合する飛行機だとして、国内航空 会社への売り込みに自信を示した。そのほか、消費燃料が少なく、二酸 化炭素の排出も同クラスの機体では最低限に抑制されるなどと指摘。日 本の産業との連携については「日本の最先端の技術とエアバス間を連携 させる複数のプロジェクなどを進めていきたい」と語った。

一方、航空機座席の製造過程で、適正な手続きによらない設計変更 や検査記録などの改ざん・ねつ造を行った小糸工業については「業界全 体へのダメージは大きい」と述べ、「今は他のエアラインやメーカーと この問題を乗り越えていく努力をする」と強調した。

小糸工業製の座席を使用する可能性はあるのかとの質問について は「どのシートを使うかは、私たちではなく航空会社が決めること」と 述べるにとどめた。エアバスは昨年9月以降、欧州航空安全庁(EAS A)から小糸工業製の座席を使用した旅客機の納入を禁じられている。

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