英銀RBS:2009年通期の赤字、市場予想より小幅

英政府が筆頭株主の銀行、ロイヤ ル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の2009年通 期決算は、赤字幅が市場予想より小幅だった。

同行の25日の発表によると、通期純損益は36億ポンド(約4940 億円)の赤字。前年は243億ポンドの赤字だった。ブルームバーグが まとめたアナリスト9人の予想は60億1000万ポンドの赤字。

同行は発表資料で、評価損は「山を越えたようだ」とし、「発表済 みの5カ年計画の1年目の部分は、すべて目標よりも進んでいる」と 説明した。

同行は英政府から455億ポンド規模の救済を受け、複雑な事業再 編を進めている。資産売却に加え、高リスク融資などの事業からも撤 退。不良資産2820億ポンドを政府保証プログラムの下に置いた。

エボリューション・セキュリティーズのアナリスト、アルトゥロ・ デフリアス氏は、「数字は予想よりも良いようだ。自己資本比率は予想 とほぼ一致している」と述べた。「評価損も予想以下のようだ」と付け 加えた。

同行によると、不良債権による評価損は「急激」に増え139億ポ ンド。アナリストは141億7000万ポンドを予想していた。

投資銀行部門の営業損益は63億5000万ポンドの黒字と、前年の 12億7000万ポンドの赤字から改善した。

スティーブン・ヘスター最高経営責任者(CEO)は160万ポン ドのボーナスの受け取りを辞退した。RBSは同CEOが09年目標を 「大幅に超えた」とし、「公平かつ適切に市場平均並みの」報酬を支払 うと説明した。投資銀行部門の従業員の09年報酬としては収入の27% を割り当てた。

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