トルコ通貨リラ、政治混乱でパフォーマンス最悪も-オプションが示唆

トルコの政治が混乱する中、外 国為替市場ではトルコ・リラが最も大きく下落する通貨との見通し が広がっている。同国ではクーデター計画に関与したとして軍関係 者40人以上が拘束され、政府と軍部との間で緊張が高まっている。

リラの対ドルでの1カ月物オプションで、コール(買う権利) に対するプット(売る権利)のプレミアムは3.4ポイントと、1週 間前の2.25ポイントから拡大。ブルームバーグが集計する48通貨 の中で最も高くなった。

トルコ3位の資産運用会社、ギャランティ・アセット・マネジ メント幹部のシナン・アキマン氏は、政府と軍部の対立により選挙 が前倒しで実施される可能性があるほか、エルドアン首相率いる公 正発展党の解散を裁判所に促すことが懸念されるとして、リラと同 国株の下落を見込んだ取引を行っていると語った。

国際通貨基金(IMF)の元職員で、現在はバークレイズ・キ ャピタルで欧州新興国担当のエコノミストを務めるクリスチャン・ ケラー氏(ロンドン在勤)は24日付のリポートで、リラは最大8% 下落し、1ドル=1.68リラを付けるとの見通しを示した。

リラは今週、対ドルで2.1%値下がりしている。

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