米市場の中国IPO企業、株価低迷続く-04年以降で最長

米市場で新規株式公開(IPO) した中国企業の株価が、少なくとも2004年以降で最も長期の低迷状態 に落ち込んでいる。過去5年間の株価は米国のIPO企業の2倍の水 準だった。

09年10-12月(第4四半期)に米市場でIPOを実施した中国 企業の上場後1カ月間の平均株価は4.8%下落。さらに今年1月と2 月に株式公開した中国企業の株価は6.7%下落と下げ幅も大きくなっ ている。低迷期間はブルームバーグがデータ集計を開始して以来最長。

09年に増益基調が止まった生物医薬品開発・製造の諾康生物や4 年連続赤字の中国長江電力の時価総額は有形純資産の2倍余りだった ことを受け、これら株式への需要が低迷している。今年の中国の経済 成長率見通しは米国の3倍余りだが、世界的にIPOの落ち込みが深 刻化する中で、中国人民銀行(中央銀行)は融資と成長抑制に動いて いる。

ハンティントン・インターナショナル・エクイティ・ファンドの マネジャー、メイドリン・マトロック氏は、「リスクを減らそうとする なら、おそらく最初に退出すべき市場だ。中国企業による株式公開は、 あまりに多くあまりに急速なペースだ。リスクテーク意欲は低く、中 国では金融引き締めが行われている。投資家はおびえている」と指摘 した。

米市場でIPOを実施した中国企業の株価は、昨年第4四半期か ら値下がりを始めた。ブルームバーグのデータによれば、株式公開し た7社のうち5社は最初の1カ月を下落で終了。これに対し、米国の IPO企業の株価は24社中16社で上昇した。

今年これまででは、IPOを実施した中国企業4社のうち上昇は 1社のみ。晶科能源などは米市場への上場計画を先送りした。

ブルームバーグのデータによれば、過去5年間では、米国上場の 中国本土と香港の企業67社の株価は、取引開始後4週間で平均22% 上昇し、米IPO企業の11%上昇を上回っていた。

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