東芝プラン株が続落、電力システムなどの受注減速-計画達成に厳しさ

プラント据え付け工事会社の東芝 プラントシステム株が一時、前日比3.5%安の1062円と続落。電力シ ステム事業や社会・産業システム事業の受注モメンタムが悪化傾向に あり、業績先行きに対する不透明感が出ている。大和証券キャピタル・ マーケッツでは現状の株価に割安感はないとした。午前終値は1079 円。

同社の電力システム部門の受注は、第1四半期(2009年4-6月) の93億6300万円に対し、第2四半期は60億2100万円、第3四半期 は68億8100万円となった。社会・産業システムも同様に119億6000 万円から、135億8200万円、136億4900万円と伸び悩み傾向にある。

広報担当の田村昌之氏によると、「電力システムは海外産業向けで 受注が停滞し、引き合いはあるが、受注に結び付いていない」という。 社会・産業システムも「期ずれ案件から伸び悩んでいる」とし、とも に第4四半期の動向次第では今期の受注計画達成は厳しいとの見方を 示している。来期の受注見通しについて、田村氏は「現状では不確定 要素が多い」と指摘。一方、原子力システム部門は、受注が計画通り 推移しているという。

大和証券キャピタル・マーケッツの松野真央樹アナリストは24 日、同社の調査を開始した。売上高の約4分の1を占める原子力シス テム事業は相対的に収益性が高いだけでなく、工事量も安定的に推移 していると指摘。ただ、電力システムなどの受注の勢いは悪化してい るという。

同氏は、今期(10年3月期)の連結営業利益は会社計画(107億 円)を上回る127億円と予想するが、来期は同証の今期予想を下回る 114億円と予想。現状の株価水準はヒストリカルな期間収益から割安 感を見出しにくいとし、投資判断を「3(中立)」に設定した。

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