ECBシュタルク氏:IMFインフレ率4%案、物価安定逸脱

(第3段落以降に発言の詳細と背景を追加します)

【記者:Jana Randow】

2月25日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のシュタル ク理事は、国際通貨基金(IMF)のエコノミストによる中央銀行の インフレ目標を4%に引き上げる提案について、「役に立たないことこ の上ない」と批判し、経済成長を損なう恐れがあると警告した。

シュタルク理事は25日のソウルでのスピーチで、「インフレ率を 恒久的に引き上げる考え方は退ける以外に方法がない」と発言。「物価 の安定から逸脱する4%のインフレ率目標が、経済の繁栄や成長を向 上させることを裏付ける証拠は何もない」と語った。

同理事は「中央銀行に対してインフレ率を恒久的に引き上げるよう 求めるのは、無益この上ない」と述べ、「ほぼすべての先進国に共通す る持続不可能な財政状況が、マクロ経済の安定を脅かしている」現状 を反映していると指摘した。また、各国政府は中期的な公的支払い能 力を維持するため、景気刺激策の解除に着手すべきだと訴えた。

IMFのチーフエコノミスト、オリビエ・ブランシャール氏らは、 金融政策が最近の金融危機などのショックに対応する余地を拡大する ため、各国中銀にインフレ目標を現在のほぼ2倍の4%前後に引き上 げるよう提案した。ドイツ連銀のウェーバー総裁も24日、IMF は 「危険な火遊び」を行っていると批判していた。シュタルク氏がスピ ーチを行ったイベントには、ブランシャール氏も出席していた。

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