ドイツ銀リップマン氏が退社か、サブプライム危機で高利益-関係者

独銀最大手ドイツ銀行のトレーダ ー、グレッグ・リップマン氏が新しい投資会社に移籍するため同行を 退社する可能性がある。交渉について詳しい3人の関係者が明らかに した。リップマン氏は、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン担保証券の価値下落に賭けたことで、同行が金融危機を乗り 切る手助けをしたことで知られる。

協議が非公表だとして同関係者らが匿名を条件に語ったところに よると、新会社はドイツ銀のグローバル・マーケッツ米州責任者、フ レッド・ブレットシュナイダー氏(44)が設立する予定。ドイツ銀の 広報担当ミシェル・アリソン氏によると、ブレットシュナイダー氏の 退社予定と計画は24日、社内メモで発表された。

リップマン氏は2005年にサブプライム住宅ローン担保証券の価 値下落に賭ける市場の創出にかかわった。その2年後に住宅価格の下 落がデフォルト(債務不履行)の過去最高水準への急増を招き、1930 年代以来最悪の金融危機を誘発したのを受け、ヘッジファンドと並ん で同市場で利益を得た。ドイツ銀の09年10-12月(第4四半期)決 算は4四半期連続の黒字となり、前年同期の48億ユーロ(現在の為替 レートで約5870億円)の赤字から回復した。

幹部人材あっせん会社アクレティブ・ソルーションズ(ニューヨ ーク)のシニアマネジングディレクター、グスタボ・ドルフィノ氏は リップマン氏(41)について、「最も優秀な住宅ローントレーダーの1 人だ」と評価。「彼に従えば間違いない」と述べた。

ブレットシュナイダー氏のコメントを求める電話には返事が得ら れていない。リップマン氏は今後の予定についてコメントを控えた。

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