Tロウ・プライス:ブラジルやインドネシアなどの新興国債券に魅力

米運用会社Tロウ・プライス・グ ループのバイスプレシデント、マイケル・コネリアス氏は24日のイン タビューで、新興国債券市場について以下のようにコメントした。 2009年の同社の新興国債券の運用資産残高は57億ドルで、08年の17億 ドルから大きく増加した。

「先進国と新興国を比較すると新興国市場の方が有利だ。成長性、 資本の流れ、財政赤字、支払能力、どの点でも新興国が相対的に強く、 欧州や米国などといった先進国は悪化している」

ギリシャの財政赤字について:

「ギリシャは債務の悪化状態が続いていたので、欧州の債券投資 家がこの問題に気づくのに時間がかかったのは驚きだ。市場はそれに 動揺しており、今になって問題の深刻さを知った」

コネリアス氏が依然として魅力的としているブラジルやインドネ シア、メキシコの国債について:

「これらは財政的に安全で、準備金、全体的な財務管理や成長見 通しもある」

「ロシアの国債や社債に興味を持っている人はいるが、現地の市 場へはアクセスが難しいことからそれほどでもない」

「中国はとても高い。しっかりとした国だが、高価だし、利回り は低く、税金や規制で手を付け難い。インドも同じだ」

新興債券市場のリスクについて:

「新興市場の魅力はすさまじい投資資金を生み出している。それ はとても速く、特にブラジルなど現地通貨に向かっている。ある部分 では混みすぎていると少し懸念している」

「相場が不安定なときに、どのくらい流動性を維持できるのか。 流動性は良くなってきているが、一方向に傾きやすいため、明確な見 通しは持ち難い」

「アルゼンチンやベネズエラなど、個別には課題のある国がまだ ある。ウクライナは、ある程度、政治と経済政策の悪い部分が混ざっ たものを持っているが、最も楽観的な面もある。債務ストックはそれ ほど大きくなく、金融危機もすでに経験しており、安定化に向かって いる」

インフレについて:

「中国やインドなどの商品価格が上がると、今年の新興国市場の インフレにつながり、金融引き締めをしなくてはならなくなる」

将来的な危機の時の米国債相場について:

「初期的な行動はまだ米国債に向かうだろう。安全資産だからと いうのではないが、最も流動性のある資産だからだ」

「しかしながら、人々は米国債と欧州債を少し違うようにみて、 分散する形を取ろうとするだろう」

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