【個別銘柄】電機、海運、デンソー、東ソー、クレハ、日無線、トヨタ

材料銘柄の終値は以下の通り。

電気機器:ソニー(6758)が前日比2.1%安の3045円、パナソニ ック(6752)が1.9%安の1250円。東京エレクトロン(8035)や三菱電 機(6503)なども軒並み下落。TOPIX電気機器指数は1.2%安の

1287.32ポイントと、TOPIX下落寄与度1位。為替市場で午前10 時過ぎごろから急激に円高が進行し、業績への悪影響が警戒された。

海運:川崎汽船(9107)は3.3%安の319円。日本郵船(9101)や 商船三井(9104)も安い。石炭や鉄鋼石などを運搬するばら積み船の運 賃指標であるバルチック・ドライ指数が24日の取引で7日ぶりに反落 し、業績改善期待が後退した。TOPIX海運指数は1.5%安の509.71 ポイントと、東証1部33業種中で下落率3位。

デンソー(6902)、東海理化(6995):デンソーは2.8%安の2418 円、東海理化は5.6%安の1591円。両社は25日、反トラスト法(独占 禁止法)に違反する価格操作の疑いがあるとして、米国子会社が米連邦 捜査局(FBI)、米司法省から捜査を受けたと発表した。

東ソー(4042):4.5%安の212円と続落。ゴールドマン・サック ス証券は25日付で、投資判断を「買い」から「売り」に引き下げた。 MDI(ウレタン原料)、塩ビおよび電子材料の不振が長引くと予想。み ずほ証券も判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げたた め、株価の先行きを不安視した投資家からの売りが出た。

メガネトップ(7541):3.4%安の649円。一時は4.3%安の643 円まで売り込まれ、08年12月2日(628円)以来の安値圏に沈んだ。 フィデリティ投信が保有比率を11.36%から10.25%に引き下げたこと が大量保有報告書で明らかになり嫌気された。

クレハ(4023):3%安の416円。一時4.9%安の408円と09年 11月19日以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。炭素繊維などの設備増 強に伴い、減価償却負担が重くなることが不安視されている。東海東京 調査センターは24日付で、同社株の投資判断を「3(中立)」から 「4(平均以下)」に1段階引き下げた。

リンク・ワン(2403):14%安の8450円と、04年7月の上場来安値 を記録した。個人消費の落ち込みで売上高が落ち込んだうえ、価格競争 も重なり、今期(10年2月期)の連結純損失は当初計画の6100万円か ら1億3000万円に拡大する見通しと発表した。また、過去に不正な取 引が行われていたことが判明し、過年度の有価証券報告書などを訂正し たことも公表。東証はこの情報周知のため、会社側が情報を開示した午 後2時20分に同社株の売買を停止、同社株はそのまま取引を終えた。

アビリット(6423):9.5%高の115円。一時20%と、昨年11月 25日(30%)以来の上昇率を記録した。中国のCITICセキュリティー ズ、新濠国際発展グループと業務・資本提携に向けた協議を開始したと 24日に発表。今後業務提携締結へと発展した場合、両社とその傘下企 業と連携し、中華圏などの海外進出を視野に入れられるとしている。

中国塗料(4617):1.6%高569円と3営業日ぶりに反発。一時4.8% 高の587円まで上昇した。コンテナ塗料の需要回復をけん引役に、来期 (2011年3月期)業績が持ち直すとの期待感が高まっている。

日本無線(6751):7.6%高の170円。同社は24日、今期(10年3 月期)末配当を1株当たり3円にすることを決めた。これまで事業環境 が不透明として未定としていた。前期実績は3円だった。

リズム時計工業(7769):5.2%高の142円。午後2時に、発行済み 株式の7.03%に相当する1000万株の自己株式を消却すると発表。消却 予定日は3月10日。これを受けて株価は一段高となった。

イオン北海道(7512):3.8%高の271円と反発。客数増や利益率改 善などを理由に、今期(10年2月期)の利益予想を上方修正。単体純 利益は従来計画の2億円から6億円に拡大する見通し。前期実績は20 億円の赤字だった。

サンケン電気(6707):3.9%高の296円。白物家電向けのインバ ーターICの生産能力を5割引き上げると、25日付の日経産業新聞が 報じ、業績拡大期待が高まった。

トヨタ自動車(7203):0.2%安の3270円。一時2.3%高の3350 円まで上げる場面もあった。豊田章男社長は24日、トヨタ車のリコー ル(無料の回収・修理)をめぐる米下院監視・政府改革委員会の公聴会 で、業容の急拡大に社内体制が追いつかなかったことを認め陳謝した。 自動車データ情報提供会社、米ケリー・ブルー・ブックのエグゼクティ ブ・マーケットアナリスト、ジェームズ・ベル氏は「技術的な新事実の 発覚や死亡事故でも出てこない限り、今日の証言はイメージ回復に向け た小さな一歩と受け止められるだろう」と語った。

アンジェスエムジー(4563):11%高の14万4900円と大幅続伸。 新たな遺伝子を対象とする血管新生の医薬用途特許が24日に成立、同 領域での研究の深みなどが評価された。

日本マニュファクチャリイングサービス(2162):11%高の4万 7300円と急騰。10年3月期の単体経常利益が前期比21%増の2億1000 万円になりそう、と25日付の日経新聞が報じ、足元の収益環境の良好 さが好感された。会社計画は1億7500万円。携帯電話の修理受託業務 が伸びるうえ、人件費などのコスト削減も奏功するという。

日本スピンドル製造(6242):6.3%安の119円。10年3月期の連 結純利益は前期比93%減の5500万円になる見通し、と前日に発表。従 来予想は1億3000万円、法人税等調整額等の増加が響く。今期未定と していた期末配当も無配とすることに決定。営業利益、経常利益は据え 置き。

ニプロ(8086):2.2%安の1775円。長期資金の調達を目的に円建 て転換社債型新株予約権付社債(CB)を最大150億円発行する。潜在 的な売り圧力の増加、1株価値の希薄化を嫌気した売りが先行した。

日本写真印刷(7915):2.9%安の3070円と続落。メリルリンチ日 本証券は24日付で、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」 に、目標株価を4800円から2300円に、それぞれ引き下げた。

SUMCO(3436):2.2%高の1613円。メリルリンチ日本証券は 24日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、目標 株価を1050円から2000円にそれぞれ引き上げた。

ファンケル(4921):4.2%高の1794円。みずほ証券が24日付で、 投資判断「アウトパフォーム」でカバーを開始。目標株価は3000円。

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