欧州経済、10年の大半を通じ回復の弱さ続く見込み-欧州委見通し

欧州の景気回復は、政府の景気対 策の段階的引き揚げと内需の弱さを背景に、2010年の大半を通して勢 いを欠く見通しだ。欧州連合(EU)の欧州委員会が25日、最新の景 気見通しを発表した。

それによると、ユーロ圏の成長率は1-3月、4-6月、7-9 月期が0.2%となり、10-12月期に0.3%に加速する見込み。09年10 -12月は0.1%成長だった。

欧州委は域内の内需は依然として弱いとした上で、世界的な景気 回復からの恩恵の程度も不透明だと指摘した。

欧州委は発表文で、「EUと世界の双方で、回復はまだ多くの一時 要因に頼っている」とし、世界の指標は「短期的には明るさを示唆し ているが」、不透明感は「依然として大きい」と分析した。

欧州委によると、ドイツ経済は1-3月がゼロ成長の見込み。4 -6月、7-9月は0.3%と予想される。フランスは1-3月が0.4% 成長となり4-6月がゼロ成長と見込まれる。ユーロ圏外の英国は1 -3月、4-6月ともに0.2%成長と予想される。

今年のユーロ圏成長率は0.7%の見込み。欧州委は昨年11月時点 から見通しを据え置いた。「問題は、世界の循環的回復がどの程度に強 いか、また欧州経済がどの程度に恩恵を受けるかだ」とし、「過去のユ ーロ高からの悪影響が遅れて表れる可能性も排除できない。従って、 輸出についての見通しも慎重なものになる」としている。09年はマイ ナス4%成長だった。

ユーロ圏のインフレ率については今四半期が0.8%、4-6月に

1.3%に加速し、通年では1.1%と予想されている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE