ブラジル中銀:預金準備率を引き上げ-流動性拡大「もはや必要ない」

ブラジル中央銀行は市中銀行に 義務付ける預金準備率を引き上げた。政策当局者が世界的な信用危 機に伴う流動性拡大策を終了するなかで、銀行に対し新たに710億 レアル(約3兆5000億円)の預け入れを求めた。

ブラジル中銀のメイレレス総裁は24日、首都ブラジリアで記者 団に対し、流動性拡大に関する措置について「もはや必要ない」と 語り、「流動性はすでに十分だ」と述べた。

政策当局者は景気をてこ入れするため、2008年9月から預金準 備率の引き下げを通じて国内経済に約1000億レアルの資金を投入。 ブラジル中銀は09年7月、政策金利も過去最低の8.75%に引き下 げた。

預金準備率引き下げは、銀行が融資に回せる資金を確保でき、 経済成長を押し上げる効果があるが、預金準備率引き上げは逆に流 動性を低下させ、インフレ抑制につなげることが可能だ。ブラジル は03年以来初のリセッション(景気後退)から脱却しつつあり、エ コノミストらは消費者の需要拡大を受けてインフレ率予想を引き上 げている。

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