トヨタの豊田社長:問題から決して逃げない-米公聴会

世界最大の自動車メーカー、ト ヨタ自動車の豊田章男社長は、トヨタ車のリコール(無料の回収・ 修理)をめぐる米下院監視・政府改革委員会の公聴会で証言し、 「われわれは問題から決して逃げない」と表明した。

豊田社長は24日の公聴会で、同委員会のタウンズ委員長(民 主、ニューヨーク州)に対し、安全性へのアプローチを改めると言 明。また、情報はすべて米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と 共有していると説明した上で、不具合が見つかる時もあるが、その ような場合は問題の解明と改善に努め、逃げたり気付かないふりを することは決してないと述べた。

自動車データ情報提供会社、米ケリー・ブルー・ブックのエグ ゼクティブ・マーケットアナリスト、ジェームズ・ベル氏は電子メ ールを通じて、豊田社長の証言は「数週間遅きに失したとはいえ、 状況にふさわしい調子と率直さを示した」と指摘。「新たな技術面 での事実発覚や死亡事故がない限り、この日は、イメージ回復に向 けた小さな一歩と見なされるだろうとわれわれは感じている」と語 った。

トヨタが同委員会に送付した昨年7月6日付の社内文書で、同 社が乗用車のリコール経費を米当局との「交渉」で1億ドル(約 90億円)節約したことが明らかになっている。ブルームバーグが 今月21日に入手した同文書は、複数の業績が「トヨタの成功例」 として列挙されており、その中にこの節約も含まれていた。豊田社 長は公聴会で同文書について、承知していないと語った。

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