欧州債:ギリシャ債下落、ドイツ債との格差拡大-労組はスト決行

欧州債市場ではギリシャ国債が 下落。ドイツ10年債に対するギリシャ10年債のプレミアム(上乗 せ利回り)は2週間余りで最大となった。ギリシャの労働組合が賃 金引き下げに抗議してストライキを決行したことが背景にある。

ギリシャ2年債利回りは一時、10日以来の高水準を付けた。欧 州連合(EU)が要求する歳出カットをギリシャが実施できないと の懸念が広がったことがきっかけ。米格付け会社、スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)はこの日、「1カ月以内に」ギリシャ の信用格付けを1-2段階引き下げる可能性があると示唆した。一 方、米国にはなお低金利が必要とのバーナンキ米連邦準備制度理事 会(FRB)議長の発言で米国債が上昇し、ドイツ債はこれにつれ 高となった。

ダンスケ・バンクのシニア債券ストラテジスト、ジェスパー・ フィッシャーニールセン氏(コペンハーゲン在勤)は、「ギリシャ はまだ水面下に沈んでいる。市場を揺さぶる可能性がある」と語っ た。

ロンドン時間午後3時42分現在、ギリシャ2年債利回りは前日 比22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.71%。一 時は5.83%まで上昇した。同国債(表面利率4.3%、2012年3月償 還)価格は0.39ポイント下げ97.33。

ギリシャ10年債利回りは1bp上昇し6.49%。ドイツ10年債 とのスプレッド(利回り格差)は337bpと、前日の332bpから拡 大し、8日以降の最大となった。この日のドイツ10年債利回りは

3.14%と、前日から3bp低下した。

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