アイスランドのEU加盟、交渉開始を欧州委が勧告-2年以内に実現も

金融危機による痛手が欧州の中 でも特に大きかったアイスランドは、欧州連合(EU)加盟への一 歩を踏み出した。経済の足場安定化に向けて前進した。

EUの行政執行機関、欧州委員会は24日、加盟国政府に対し、 アイスランドとのEU加盟交渉を開始するよう勧告した。同交渉は 少なくとも2年かかる可能性があり、EUに加盟できるという保証 はない。

欧州委はブリュッセルで、アイスランド当局は金融サービスや 資本の自由な移動、漁業、農業、環境など多くの分野で「EUが定 める法律の完全順守に向け、真剣に取り組まなくてはならない」と の報告を発表した。

アイスランドのスカルプヘイジンソン外相は、「EUとは既に深 く統合しているため、加盟交渉の準備は整っている」との声明を電 子メールで発表した。さらに勧告の指摘には、「金融機関の監視強 化などアイスランド政府がすでに行動を起こしている項目が多い」 と指摘した。

アイスランドでは国内主要銀行の破たんをきっかけに、通貨ク ローナがオフショア市場で最大80%下落、最大100億ドル規模の国 際融資への依存を余儀なくされた。EU加盟は同国の命綱として期 待されている。

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