日本株の買い増し検討中、世界も日本注目へ-ラザードCIO(訂正)

ラザード・ジャパン・アセット・ マネージメント代表取締役CIO(最高投資責任者)のティモシー・ グリフィン氏は23日夕、HCアセットマネジメント主催のパネル討論 会で、「ラザードグループの運用商品のいくつかは、現在日本株を対ベ ンチマーク比でオーバーウエートにしている上、さらに買い増そうと いう話をしている」と述べた。

グリフィン氏は、日本株が25年近くボックス圏でこう着している 背景について、「世界が変わって行く中で日本はあまり変わらなかった から」と分析。金融危機などで世界の投資環境が大きく変容してしま った今は、「海外が変わって、日本にお金が流れやすくなった。今後、 日本が面白いという声が増えていくだろう」と予想している。

また同氏は、日本企業のコーポレートガバナンス(企業統治)に 関する質疑応答の中で、「アメリカ型のアクティビスト(企業価値向上 を目指して経営に積極的に働きかけるファンド)では、日本の企業を 変えることはできない。今後は日本版MBO(経営陣による自社買収) やLBO(買収先の資産やキャッシュフローを利用した買収)が出て きて、今後拡大していく」と指摘、業界上位企業を中心にM&A(企 業の合併・買収)が相次ぐとの見通しを示した。

ラザードグループは、1848年創設のラザード・フレール・アンド・ カンパニーを源流とする国際分散投資の老舗。1970年に米ニューヨー クにラザード・アセット・マネジメントを設立、現在は世界9カ国に 拠点を持ち、約9.7兆円の運用を担う。グリフィン氏はウィッテンバ ーグ卒業後、サウスカロライナ大学でMBAを取得、早稲田大学で日 本語を専攻し、1986年から東京で資産運用に携わっている。ラザード には05年5月に参画、CIOを務める。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE