香港:一般住宅への投機加速も-高級住宅の印紙税率引き上げで

香港政府が約10年ぶりに高級住 宅に課す税率を引き上げたことを受け、一部のアナリストは一般的な 住宅への投機が加速する可能性があるとみている。

曽俊華財政官は24日に発表した政府予算案の中で、不動産バブル のリスクの高まりに言及し、売却価格が2000万香港ドル(約2億 3200万円)を超える高級住宅の取引に課す印紙税の税率を、現行の

3.75%から4.25%に引き上げると表明した。変更は4月1日から実 施される。

ミッドランド・ホールディングスのチーフアナリスト、バグル・ ラウ氏は、居住用の住宅購入者にとり「若干の影響はあるかもしれな いが、それほど大きくないはずだ」と指摘。「投機筋にとり、投機にか かるコストが増しているため、より廉価の住宅にターゲットを移す可 能性がある」と語った。

香港では昨年、少なくとも過去20年間で最低の水準にある住宅ロ ーン金利に加え、年間国内総生産(GDP)の3分の1超に相当する 資金流入により、住宅価格が29%上昇した。

曽財政官は記者団に対し、「不動産への投機が再び強まれば、われ われは市場の過熱を抑制するため早急に措置を講じる」と表明。「政 府が住宅価格を押し下げる方策を打ち出すのは簡単だが、それを再び 押し上げるのは難しい。無謀な方策は取らない」と語った。

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