米ジャンク債と投資適格債の利回り格差は縮小へ-シティのフォー氏

米国では「BB」格付けの債券と 「BBB」格付けの債券の利回り格差(スプレッド)が今後縮小する 可能性が高く、投資家はBB格付けの債券を購入すべきだと、シティ グループの信用ストラテジスト、ミハイル・フォー氏(ニューヨーク 在勤)は指摘した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 投資適格級を2段階下回るBB格付けの債券と投資適格級であるBB B格付けの債券のスプレッドは22日時点で232ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)となっており、今年初めの水準(210bp)や 2007年平均(126bp)を上回っている。

フォー氏は、値動きが不安定な証券が売られた時期にBBB格付 けの債券がジャンク(高利回り・高リスク)債のパフォーマンスを上 回ったことがスプレッド拡大の背景にあると指摘。スプレッドは今後 約60bp縮小すると見込んでいる。スプレッドは12日、欧州の財政 赤字に起因するリスクが他の資産に波及しかねないとの懸念が広がる なか、264bpと今年最大の水準に拡大した。

同氏は「これは一時的な動きで、投資家はそれに乗じている」と し、「BBBとBBの信用の質の格差はある程度小幅になるだろう。こ れまでの動きは過剰だったと思う」との見方を示した。

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