香港10-12月GDP:予想上回る伸び率-当局はバブルを警戒

香港の2009年10-12月(第4 四半期)の経済成長率は市場予想を上回った。輸出と小売売上高が 増加し、失業が減少したことが寄与した。

曽俊華財政官が24日の予算演説で公表したところでは、第4四 半期の域内総生産(GDP)は季節調整済みで前期比2.3%増加。 ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト5人を対象に行った調査 では、2%増(予想中央値)が見込まれていた。7-9月(第3四 半期)は0.4%増だった。

刺激策にけん引された中国本土の景気回復が、輸出や金融サー ビスの需要などを通じて香港経済を後押ししている。同財政官は今 年の成長率をプラス4-5%と予想。また、「資産バブル」のリス ク低減に向けて2000万香港ドル(約2億3200万円)を超える住 宅販売への課税引き上げを発表した。

東亜銀行のチーフエコノミスト、ポール・タン氏は統計発表前 に、「香港の景気回復は、急速な伸びを示す民間消費と輸出回復に けん引された力強いものだ」と指摘。その上で「最大の不透明要因 は米欧の輸出需要が続くかどうかだ」と付け加えた。

09年通年では前年比2.7%減で11年ぶりのマイナス成長となっ た。輸出が12.6%減と過去最悪の落ち込みとなったことが響いた。

第4四半期のGDPは前年同期比2.6%増加。伸び率はブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミスト11人の予想中央値 (1.5%増)を上回った。7-9月期は2.2%減に上方修正された。

曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は22日、各国が刺激策を 縮小する一方で、資金流入が資産価格を押し上げインフレ加速を脅 かしていることから、当局は「警戒態勢を維持する」と表明した。

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