邦ガス株1カ月ぶり下落率、株価上昇で割安感薄れる-格下げ相次ぐ

ガス業界3位の東邦ガス株が一時 前日比4.4%安の475円と大幅続落。1月29日以来、約1カ月ぶりの 下落率を記録した。過去半年間での上昇率がガス大手3社の中で最も 高く、投資指標の割安感が薄れたなどとして、シティグループ証券な どが投資判断を引き下げたため、売り圧力が高まった。

邦ガス株はきのうまでの過去半年間で23%上昇したのに対し、東 京ガスの上昇率は13%、大阪ガスは4.5%にとどまる。株価上昇によ り、きのう時点のPER(株価収益率)は邦ガスが25倍、東ガス19 倍、大ガス15倍となっている。

シティグループ証券の宮﨑高志アナリストは23日付リポートで、 来期(2011年3月期)は今期中の原料下落で膨らんだガス事業の粗利 幅が平常時に戻り、ガス粗利が低下すると分析。さらにLNG(液化 天然ガス)調達コスト関連益の消滅なども織り込み、来期の連結営業 利益予想を前回予想の230億円から210億円へ引き下げた。会社側の 今期(10年3月期)計画は170億円。

その結果、来期ベースでのEV/EBITDA(時価総額+純負債 /営業利益+減価償却費)倍率やPERなど投資指標に割安感はない とし、同氏は投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。また、 メリルリンチ日本証券も23日付で邦ガス株の判断を「買い」から「ア ンダーパフォーム」へ引き下げている。

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