独国債は米国債より有望、ギリシャ問題でECB利上げ遅れる-シティ

欧州中央銀行(ECB)はギリシ ャの財政危機を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)に利上げで後 れを取るため、投資家は米国債よりもドイツ国債を有望視すべきだ。 米銀シティグループがこんな見方を示した。

シティグループのロンドン在勤の金利ストラテジー責任者、マー ク・ショフィールド氏は23日の電話インタビューで、10年物米国債 利回りの同年限の独国債に対する上乗せ幅(スプレッド)は今後半年 で20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大する可能性が あると予想。FRBは先週の公定歩合引き上げ決定を通じて投資家を 将来の引き締めに備えさせた一方、ECBは「手を縛られた状態だ」 と指摘した。

ECBのトリシェ総裁は今月4日、欧州連合(EU)の上限の4 倍強の赤字を抱えるギリシャの財政問題が「金融政策の重しになる可 能性がある」と述べていた。

ショフィールド氏は「世界経済が回復を続け、欧州以外の金利が 正常化に向かって動き始めるなか、欧州は若干出遅れることになろう」 と述べた。同氏によると、10年物独国債利回りは今後半年で約3.75% に上昇する一方、10年物米国債利回りは4.5%前後に跳ね上がる公算 が大きいという。

ロンドン時間23日午後4時40分(日本時間24日午前1時40 分)現在、独国債利回りは3.17%に対し、米国債利回りは3.72%。

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