【個別銘柄】輸出、トヨタ、昭シェル、丸井、クラボウ、佐世保、協栄

材料銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:キヤノン(7751)が前日比2.8%安の3720円、ファ ナック(6954)は1.6%安の8760円、京セラ(6971)は1.6%安の 8110円など。米民間調査機関のコンファレンス・ボードが23日に発表 した2月の消費者信頼感指数は46.0と、2009年4月以来の低水準だっ た。米景気のけん引役である個人消費の長期低迷が警戒され、海外需要 への依存度が高い自動車や電機、機械などに売りが優勢となった。

トヨタ自動車(7203):1.5%安の3275円。24日に予定されてい る米下院公聴会での冒頭証言の準備原稿によると、豊田章男社長は、同 社のリコール(無料の回収・修理)問題は近年の事業拡大に関係してい る可能性があるとの認識を示す見込み。一方、ラフード米運輸長官は 23日、トヨタについて「彼らは安全性に十分に耳を傾けなかったと思 う」と述べている。

資源関連株:AOCホールディングス(5017)が1.6%安の499円、 三井物産(8031)が2.9%安の1360円、DOWAホールディングス (5714)が1.6%安の508円など。米景気回復の鈍化懸念を背景に、23 日のニューヨーク商業取引所の原油先物は前日比1.8%安の1バレル=

78.86ドル、銅先物は同2.8%安、金先物は同0.9%安と、いずれも3 週間ぶりの大幅安。収益悪化懸念から関連銘柄に売りが優勢となった。

昭和シェル石油(5002):9.9%安の629円と急反落。今期(2010 年12月期)の配当予想を18円とし、前期実績から半減させる意向を示 した。配当利回り株としての妙味が低下し、配当政策への失望売りが膨 らんだ。UBS証券では、投資判断を「買い」から「売り」に下げた。

丸井グループ(8252):4.5%高の609円。同社の武内泰樹広報室 長はブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、「リリースはしてい ないが、足元の既存店の数字が良くなりつつあることを市場関係者に説 明しており、それが好感されたのではないか」と述べた。

クラボウ(3106):6.9%高の156円と急反発。10年3月期の連結 最終利益が43億円になる見通し、と23日に発表。従来予想は9億円、 前期は68億円の赤字だった。関西医科大学に賃貸している旧枚方工場 の跡地を同大学に売却することで、34億円の売却益を特別利益に計上 するため。営業、経常利益は前回予想を据え置き。

佐世保重工業(7007):午後に値を切り上げ、5.8%高の201円で 終えた。今期(10年3月期)の連結純利益は従来予想を5億円上回り、 前期比29%増の40億円になる見通しと、この日午後2時に発表。生産 性の向上に伴い、想定以上にコストが抑制されるとしており、期末配当 予想も3円50銭から4円に引き上げた。

協栄産業(6973):10%高の180円。発行済み株式数の0.8%に相 当する25万株を上限とした自社株買いを実施すると、この日午後1時 に発表。株式需給の改善を期待した買いが増えた。自社株取得期間は2 月25日から3月24日まで。

有沢製作所(5208):1.4%高の648円。韓国のサムスン電子が、 立体的な映像を視聴できる3次元(3D)テレビを韓国で25日に発売 することを明らかにした、と24日付の日本経済新聞朝刊が報じた。当 初3月に発売する予定だったが、前倒しするという。有沢製が手掛ける 3Dのフラットパネルディスプレイ向け材料の需要拡大を期待した買い が入った。

ドリコム(3793):3.7%高の53万4000円。同社がアプリ事業を 強化していると、23日付の日経新聞朝刊が報じた。ミクシィ(2121) に提供中の漢字テストのアプリは利用者が約250万人。同事業の好調で 10年3月期は最終黒字浮上を計画しており、今後も収益を押し上げて いくと期待された。

スパイア(4309):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)となる 50円(46%)高の159円。24日にソーシャルアプリケーション事業を 行う子会社設立を発表した。スパイアは、インターネット広告サービス を手がける。

山九(9065):3.4%高の430円。直近の株価下落で割安感が出て きているなどとして、みずほ証券が23日付で、投資判断を「中立」か ら「アウトパフォーム」に引き上げた。

新日本無線(6911):2.7%高の231円と8日続伸。東洋経済新報 社が17日付で、10年3月期の連結営業赤字予想を従来の27億円から 21億円に見直したことをきっかけに、18日以降、売買を伴っての連日 高が続く。

パイオニア(6773):1.7%安の340円。公募増資と、三菱電機、 三菱化学に対する第三者割当増資の発行価格を1株当たり332円にする と23日発表した。3月末までに実施するホンダへの第三者割当増資と 合わせると、発行済み株式総数は最大で5割程度増える可能性がある。

シップヘルスケアホールディングス(3360):7%高の5万800円 と急反発。メリルリンチ日本証券は23日付で、投資判断を「アンダー パフォーム」から「買い」に、目標株価を4万7000円から6万7000円 に引き上げた。

東邦ガス(9533):2.6%安の484円。過去6カ月で株価が2割超 上昇したことで割安感がなくなったとして、シティグループ証券が23 日付で、投資判断を「買い」から「ホールド」に、目標株価を510円か ら500円に下げた。メリルリンチ日本証券も同日、投資判断を「買い」 から「アンダーパフォーム」、目標株価を490円から440円に下げた。

横河電機(6841):1.8%安の766円。ハイブリッドファイナンス (劣後ローン)で250億円の資金調達を行う、と23日に発表。貸付人 はみずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行、第一生命保険、日本 政策投資銀行、芙蓉総合リースと他1社。財務基盤強化や成長期待分野 での事業拡大に向けて資金を確保するのが狙い。

日本ケミコン(6997):2.3%安の293円。公募増資の新株発行価 格を1株291円に決定した。自己株処分も合わせ、調達資金は最大70 億円(手取概算額)となる。

綜研化学(4972):4.7%高の1319円。今期(10年3月期)の連 結営業利益は従来予想を3億円上回り、前期比5.3倍の19億円になる 見通しと23日に発表した。今年に入ってから粘着剤関連製品の販売が 堅調に推移、各種費用削減も予想以上に進んでいる。

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