米国株:上昇、FRB議長の超低金利据え置き発言を好感

米株式相場は上昇。S&P 500種株価指数は約1週間ぶり大幅高だった。バーナンキ米連邦 準備制度理事会(FRB)議長が米経済は低金利を維持すること が必要だと述べたことが好感された。

米銀JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BO A)が銀行株の上げを主導した。バーナンキ議長は議会証言で、 米景気回復は「初期的な」段階であり、「フェデラルファンド (FF)金利誘導目標の異例な低水準を正当化する可能性が高い と引き続き想定している」と述べた。

エンジニアリング設計ソフトウエア最大手のオートデスクは 急伸。同社の利益と売上高はアナリスト予想を上回った。

イースタン・インベストメント・アドバイザーズ(ボストン) の最高投資責任者(CIO)、ジョン・カッター氏は、「市場参 加者はバーナンキ議長がタカ派的な発言をしなかったことに安堵 (あんど)している」と述べ、「FRBは厳しい政治的圧力を受 け止めつつ、信頼性を維持するという非常に微妙な立場にある」 と続けた。

S&P500種株価指数は前日比10.64ポイント(1%)高の

1105.24。ダウ工業株30種平均は91.75ドル(0.9%)上げて

10374.16ドル。

バーナンキ議長証言

金利先物市場動向によると、現在の事実上のゼロ金利を9月まで 継続するとの見方が強まっている。

ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントのポートフォ リオマネジャー、ロン・エリクソン氏は、「バーナンキ議長の発 言は予想通りであり、低金利維持を示唆する発言が出たことで市場は さらに安心した」と述べた。

バーナンキ議長は下院金融委での半期金融政策報告で、「ある 時点では」金融引き締め策を開始する必要があると述べた。さら に「FOMCは引き続き経済の見通しや金融市場の状況に応じて 証券の購入を検討する」と語った。

金融株

JPモルガンは2.4%高。ダウ平均銘柄の中で2番目の値上がり 率だった。BOAは2.5%上昇。S&P500種金融株価指数は

1.7%高。産業別10指数の中で最大の上昇率だった。

オートデスクは8.7%急伸。同社の2009年11月-10年1月期 利益は一部項目を除き1株当たり30セント、売上高は4億5600万ド ルだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想では利益が1株 当たり23セント、売上高が4億3200万ドルだった。

米税務サービス最大手のH&Rブロックは12%の大幅安。同社 は既存店での確定申告手続き数が前年同期を下回ったため、2010 年度は利益見通しを達成できないと発表した。

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