米国債:上昇、消費者信頼感低下で-2年債入札が追い風

米国債相場は上昇。消費者信頼 感指数が市場予想を上回る落ち込みとなったことから、この日の2 年債入札(発行額440億ドル)で旺盛な需要が見られたことが背景 にある。

2年債入札の結果によると、最高落札利回りは0.895%と、入札 直前の市場予想の0.912%を下回った。バーナンキ米連邦準備制度理 事会(FRB)議長は24日、金融政策について議会で証言する。

キャボット・マネー・マネジメントの債券ポートフォリオマネ ジャー、ウィリアム・ラーキン氏は、「2年債は最良の選択だ。イ ンフレが問題になるとは誰も感じていないからだ」と指摘。「流動 性と安全性から見て、かなり魅力的だ」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後4時22分現在、既発2年債利回りは前日比5ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01ポイント)低下の0.84%。同年債(表面 利率0.875%、2012年1月償還)価格は3/32上げて100 2/32。 10年債利回りは3.69%。一時12bp低下し、下げ幅は4日以来最 大となった。

2年債入札では、投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.33倍 と、過去10回の入札の平均3.03倍を上回った。

「ファンダメンタルズ」

ミラー・タバクの主任経済ストラテジスト、ダン・グリーンハウ ス氏は「米国債への需要は依然として強い」と指摘。「経済のファンダ メンタルズ(基礎的諸条件)はなおも脆弱(ぜいじゃく)で、バーナ ンキ議長が長期にわたる低金利維持をあらためて表明すると見込まれ ている」と述べた。

この日の2年債入札で間接入札の落札全体に占める割合は

53.6%。1月26日の入札では、43.1%だった。過去10回の入札の 平均は44.6%。

証券会社や資金運用会社などプライマリーディーラー(米政府証 券公認ディーラー)以外の直接入札の比率は8.2%。前回の入札では

10.8%、過去10回の平均は9.2%だった。

米財務省はあす24日に5年債(発行額420億ドル)、25日に 7年債(発行額320億ドル)の入札を実施する。

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した2月の消費 者信頼感指数は46.0に低下。ブルームバーグがまとめたエコノミス ト予想中央値を下回った。

FRBの金融政策報告

バーナンキFRB議長は24日に下院、25日に上院でそれぞれ半 期金融政策報告を行う。

モルガン・スタンレー・スミス・バーニーの債券ストラテジスト、 ケビン・フラガナン氏「バーナンキ議長がさらなる見解を提示すると は誰も予想していない」と指摘。公定歩合引き上げについて「FRB はあらゆる手段を通じて、政策面での重要性はないことを伝えた」と 述べた。

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