1月の米公定歩合議事録:地区連銀12行中10行が据え置き求める

米連邦準備制度理事会(FRB) が今月18日に公定歩合の引き上げを発表する数週間前の1月中旬に、 連邦準備銀行(地区連銀)12行中10行が公定歩合の据え置きを求め ていたことが、FRBが23日公表した公定歩合議事録から明らかにな った。

議事録によると、セントルイス、カンザスシティー両連銀の理事 会は1月14日、公定歩合を0.25ポイント引き上げ0.75%とするよう FRBに申請することを決めた。残る10行は公定歩合の1月中の据え 置きを求めると決定した。

この日公表された議事録は、1月25日が最後の記入であるため、 今月の地区連銀全12行による公定歩合引き上げ決定に関する詳細は 含まれていない。FRBは先週、公定歩合の引き上げは「家計と企業 にとって金融条件の引き締めにつながらない」見通しであり、これは 「経済や金融政策の見通し」の変更を示唆するものではないと表明し た。

この決定の約1カ月前、地区連銀10行は利上げの必要性を認めて いなかった。議事録は「全般的な経済活動は引き続き弱く、資源の利 用にかなりのたるみが見られる」と指摘。「緩やかな回復と下振れリス クが残るとの見通しを考慮し、またインフレとインフレ期待が控えめ な水準にあり安定していることから、理事らは現在の金融政策の緩和 的スタンスが引き続き適切だとの認識で総じて一致した」と説明した。

FRBは1月26-27日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェ デラルファンド(FF)金利の誘導目標を0-0.25%に据え置くこと を決めた。先週公表されたFOMC議事録によると、FF金利に対す る公定歩合のスプレッドを広げることが近い将来適切になるとの意見 で一致したという。

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