ネスレやマクドナルドなど米欧企業株買いを推奨-サラシン銀CIO

スイスのサラシン銀行は、開発途 上国の成長で恩恵を受ける米欧企業の株式を買うよう勧めた。アジア などの新興市場の株式よりもバリュエーション(株価評価)が魅力的 だと理由を説明している。

サラシン銀のバークハード・P・バーンホルト最高投資責任者(C IO)は、世界的な景気回復と先進国での出口戦略先送りは株式が今 年最良の投資先であることを意味していると指摘。個別では、世界最 大の食品メーカー、スイスのネスレとファストフード最大手の米マク ドナルドを推奨した。

同CIOは引き続き、途上国の株式に対する投資判断を「アンダ ーウエート」で維持している。昨年12月に株価上昇で割高感が強まっ たことを受けて、「オーバーウエート」から引き下げていた。

バーンホルトCIOは23日、シンガポールで記者団に対し、「2010 年と恐らく11年にかけて景気回復は続く」との見通しを示した。さら に「非常に競争力の高い米欧企業、特に新興市場への供給元である米 企業が勝者となる可能性が高い」と述べた。

MSCI新興市場指数は昨年、75%高と記録的な上昇となった。 MSCI世界指数は、米国や中国などの刺激策が世界的リセッション (景気後退)の緩和につながるとの観測を背景に27%上昇。中国の上 海総合指数の株価収益率(PER)は31倍で、インドのセンセックス 指数は25倍となっている。これに対して米S&P500種株価指数は19 倍にとどまっている。

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