クラレ:営業利益500億円が視野、中国販売好調で再来期に最高益更新

薄型テレビの画面素材「ポバール フィルム」で世界首位のクラレは、再来期(2012年3月期)の連結営業 利益が500億円に達する見通しだ。ポバールフィルムをはじめ主力の化 学製品の中国販売が好調で、過去最高益を更新する。

川原崎雄一執行役員(60)が22日、都内のブルームバーグ・ニュ ースのインタビューで再来期営業益について「500億円達成が視界に入 ってきた」と述べた。500億円は今期(2010年3月期)営業益予想の

1.8倍に当たり、過去最高だった2008年3月期(481億円)を上回る。 来期(11年3月期)の利益水準については言及を控えた。

ポバールフィルム(世界シェア80%)、マヨネーズ容器や自動車ガ ソリンタンクに使われる樹脂「エバール」(同65%)販売が金融危機以 前の水準まで回復している。今後2年間の事業再構築・収益改善施策で 営業益100億円程度の上積みも狙う。

みずほ証券の佐藤和佳子シニアアナリストは、クラレの再来期営業 益について「固定費減や高シェア製品増収に新製品効果が加わり、500 億円は十分達成可能。来期営業益も400億円近い」と予想した。クラレ は前期(09年3月期)までに売上高4500億円、営業益500億円を目指 していたが金融危機で断念した。

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