APスタイルブック、今回のリセッションを指す「大不況」を掲載へ

過去70年で最も長く深刻なものと なった今回のリセッション(景気後退)は、AP通信から「グレート・ リセッション(大不況)」と名付けられた。

APスタイルブック・オンラインは今月、2007年12月から始ま った景気下降を表現する用語として「大不況」を追加したことを購読 者に通知した。APのニュース管理マネジャーでスタイルブックの3 人の担当編集者の1人でもあるデービッド・ミンソーン氏は、年内に 発行される印刷版のAPスタイルブックにも「20から30ほどの用語」 とともに「大不況」が新たに掲載されることを明らかにした。

1953年に初版が発行されたAPスタイルブックは毎年更新され ており、ニュースルームやジャーナリズム学校での必需品となってい る。「債務担保証券(CDO)」や「ツイッター」などが新たに加わっ た2009年の販売部数は5万部に達し、オンライン版の購読者は約2万 4000人に上る。

辞書の編さんに携わるとともに言語に関する著書があり、公営ラ ジオ番組「ア・ウェイ・ウィズ・ワーズ」の共同司会者を務めるグラ ント・バレット氏は、スタイルブックに追加されることは「大不況」 が今回のリセッションを表現する正式名称となるための「出発点」だ と述べた。

「大不況」という表現は過去の景気下降時にも使用されていたこ とに加え、「グレート・ディプレッション(大恐慌)」という表現でさ えも数年後になってようやく広く使われるようになった背景から、バ レット氏ら一部の辞書編集者は、「大不況」をスタイルブックに加える 時期について懐疑的だった。ただ、今回のリセッションが特別な認識 に値するとの見方には同意した。

APのミンソーン氏は、「大不況」という言い回しが昨年は幅広く 使われ、スタイルブックに掲載する時期だということは明確だとの認 識を示した。情報サービス企業レクシスネクシスの調査によると、「大 不況」という表現は先月1443回登場し、過去1年間では9446回使わ れたという。

-- Editors: Vince Golle, Christopher Wellisz

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Courtney Schlisserman in Washington at +1-202-624-1943 or cschlisserma@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christopher Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

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