ロゴフ教授:数カ国でデフォルト発生の恐れ-債務増大で

米ハーバード大学のケネス・ロゴ フ教授は、債務が膨れ上がっていることから、数カ国がデフォルト(債 務不履行)に陥り、米国は歳出削減を余儀なくされる可能性があると の見方を示した。同教授は2008年に大手米銀の破たんを予測してい る。

国際通貨基金(IMF)調査局長を務めたロゴフ氏は23日、東 京でのフォーラムで講演し、銀行危機後には「大体、数年のうちに政 府債務の不履行が多く発生する。今回もそうなるとみている」と述べ た。

同氏はまた、講演後のインタビューで、米国は歳出削減の前に金 融政策の引き締めを行い、市場に「衝撃波」を与える公算が大きいと の見方を示した。財政政策については、債券利回りが急騰し「大きな 痛みを伴う」増税や歳出カットを迫られるまでは抑制されることはな いだろうと述べた。

出口戦略については、「若干インフレが生じるとしても、緩やかな 金融政策を続けながら、徐々に緊縮的な財政政策を取り始めること」 が望ましいとの認識を示した。

ロゴフ氏はまた、財政赤字問題を抱えるギリシャは最終的に欧州 連合(EU)ではなくIMFに救済されることになると予想。ギリシ ャは財政緊縮計画を「数週間以内に」発表し、EUはつなぎ融資を行 うとみられるが、その規模は長期的には十分ではないだろうと語った。

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